東京山手メディカルセンターに行く
痔を専門とする病院リスト(関東)
に東京山手メディカルセンターはあります。
痔を専門とする医師リスト(関東)
に東京山手メディカルセンターの医師が5名も名を連ねていました。
痔を専門とする医師とは、日本に432名しかいません。
痔などの肛門診療をしている医師が4,501名(2014年時点厚生労働省の統計)
そのうちの約10%しか痔を専門とする医師はいないのだそうです。
のこり90%の医師は、痔の専門ではないという事実です。
つまり、世の中には「痔のお医者さん」といっても、
痔は専門ではないが痔も診療する医師
痔を専門とする医師
の2種類のお医者さんが存在するのです。
では痔を専門とする医師を探すにはどのようにすれば良いでしょうか。
肛門領域の唯一の学会である日本大腸肛門病学会
のお医者さんが良いのでしょうか?
いえ、その学会の中でも、痔を専門とする医師は20%しかいないそうです。
肛門領域は高度な専門性が必要なのですが、上記のような状況下での診療レベルの低下に危機感を持って設立されたのが日本臨床肛門病学会です。
もちろん100%痔を専門とする医師のための学会です。
そして、2018年より
日本臨床肛門病学会は、「痔を専門とする医師」の認定制度を始めました。
なんと
肛門病の診療に熱心に取り組んでいる医師を日本臨床肛門病学会が審査し、規定の水準を満たした医師を、
認定医(肛門病の診察に熱心に取り組んでいると学会に認定された医師)
技能認定医(学会により技能が認定された医師)
技能指導医(技能を指導する立場の医師)
として認定しています。
また、病院、医院についても、痔の診療に適しているかどうかなどを審査し、規定の水準を満たした施設を認定施設としています。
つまり日本臨床肛門病学会では痔の治療を必要とする方のために、医師と施設を認定しており、
痔の認定施設であるのか、認定医なのかにより痔の名医を探すことができるのです。
2021年11月8日 北里大学病院の紹介状
北里大学病院の紹介状を持って行きました。
最初に電話で予約をしました。
予約なしでも時間はかかりますが見ていただけるそうなのですが、予約をした方が短時間で見ていただけると言うことで予約しました。
予約があいていたのは2週間後でした。
先生は、古川 聡美先生。
女性の先生でした。
まったく恥ずかしいという気持ちはおきませんでした。
お尻の穴に器具のような物を突っ込まれました。
今までになく痛かったです。
遠慮がないというか。
北里大学病院から持ってきたMRIとCTの画像のはいったCDROMを渡しましたが、読み取れないので次回までに見ておきますと仰いました。
画像を見ないとハッキリしたことは言えないが、痔瘻の手術は瘻管の位置によって単純な物から複雑なものまであり、画像を見ればハッキリするので次回の予約を取って、そこで説明していただくことになりました。
血液検査と尿検査を行いました。
血液検査では糖尿病かどうか、あと梅毒とエイズの検査もしますが良いですか?と言われました。
はい、良いですと回答しました。
手術をしないと痔瘻は治らないと説明されました。
普通は局部麻酔なのですが、腰のあたりを触られて、太っているので全身麻酔でやりましょう。
先日に入院で5日かかります。
と説明をうけてその日は終わりました。
痔のパンフレットをもらいました。
痔の知識
痔の治療のための正しい知識
と書かれたパンフレットです。
痔瘻の説明 手術は必要
痔瘻の種類
皮下痔瘻
低位筋間痔瘻
高位筋間痔瘻
座骨腸管痔瘻
骨盤直腸痔瘻
と5つの種類があり、皮下痔瘻だと最も簡単な手術「開放術式」になると言うことでした。
痔は手術でしか治らない、とはっきりおっしゃいました。
薬で治すことはできないそうです。
私の痔は、痔ろうですがどの程度の手術になるのでしょうか?
ろう管がどのように伸びているかで手術の方法が変わります。
北里大学病院から持ってきたMRIの画像で確認しておきますとなり、今日は終わりです。
一番軽いと良いなと思いながら帰宅しました。
2021年11月15日 手術の説明
手術の説明はしましたでしょうか?と先生に問われました。
先回MRIの画像が前回は見れなかったのでそれを確認してから手術方法を説明いただけると言う話でしたとお伝えしました。
そうでしたね、となり、MRIの画像を見始めます。
小さなノートPCの画面で見ているのですが、私にはさっぱりわかりません。
輪切りになった私の臀部をみながら、皮下痔瘻のようですから開放術式でやりますと仰いました。
最も軽い痔ろうの手術です。
良かった。
切ったまま、縫合しないそうです。
縫合してもすぐ開いちゃいますから、とのことです。
前回採取した血液検査の結果を教えていただきました。
一番気になっていた糖尿病は、大丈夫でした。
血液検査で異常は認められませんでした。
手術の日が2021年12月2日と決められました。
一日前入院なので12月1日に入院、次の日に手術。
退院は5日後の12月5日(日)になりました。
入院の説明と注意事項を聞くために別室に行きました。
費用は大体5万円から8万円。
大部屋だと追加はないが、個室だと一泊約2万6千円かかる。
4泊なので104,000円。
大部屋にしました。
コロナ対策で家族の付き添いやお見舞いは出来ない。
一人部屋だと怖いので大部屋にしました。
コンセントはあり。
携帯の持ち込みはOK。
テレビも見れるそうです。
仕事をどうするかなのですが、iPadでメールチェックして、電話で対応すれば良いか。
土日を入れて5日間、平日3日間をしのげば良い。
入院前にPCR検査をする事。
その結果次第で手術出来るかどうかが決まる。
陰性で、手術の病棟からは一歩も出られなくなるそうです。
いろいろ計画を立てて準備が必要です。
日程がきまり計入院画を立てる おむつの検証
痔瘻手術の入院計画を立てる
スケジュール
東京山手メディカルセンター
2021年12月1日水曜日
集合 8:30
PCR検査 9:00
検査結果がわかるのに2時間かかる。
それまで待機室から出ることは出来ない。
陰性で入院
2021年12月2日木曜日 手術
2021年12月5日日曜日 退院
入院中は、PCR検査を受けてから一切外界に出ることが出来ません。
PC、タブレット、携帯の使用は可。
注意すべき点として、コロナ陽性だと手術が受けられなくなるので、手術前二週間は人混みを避けて外出も控えるように言われました。
飲みに行くのも17日までです。
手術はお尻を切るのですが、傷口は縫わずそのままむき出しだそうです。
手当は、自分でやることになるそうです。
傷口の洗浄とガーゼを当てるやり方を当日に教わるそうなのですが、ボクサーパンツの下着に生理用パッドをつけるか、介護パンツをはくと良いでしょうとアドバイスを受けました。
どちらが快適かテストをしてみました。
介護用の紙おむつが最適です。
下着にパッドを貼り付けるのは、貼り付ける位置がずれて難しいとわかりました。
試験的に介護用おむつをはいています。
おむつじじいです。
将来お世話になるのでしょうか?
その前にお迎えが来ると良いです。
武田邦彦先生が50歳以上の男に生きている意味はない、と仰っています。
その意見を聞いたときは驚きましたが、そうかもしれないという納得感もあります。
50歳を超えても稼いでいて、そのお金で家族を養う場合は生きている意味はあると思います。
そうでなければ、じじいに意味はないかもとおむつをはきながら思いました。
戦争になって家族を守るために突撃する機会はあるでしょうか?
家族のために死ぬ機会があれば高揚するでしょうね。
入院手続きとPCR検査
12月1日入院当日
8:30に集合でPCR検査を行う予定です。
病院入口入った所に手の消毒用の噴霧器と体温を測る為のサーモカメラがあり、職員が誘導して整理番号を取ります。
整理番号を発番する装置は2台あり、一台は通院患者の整理番号、もう一台がPCR検査用の整理番号を発番する装置です。
私は、5番でした。
入口入って右手にPCRの待合のための椅子が並んでいます。
私は、入院時間を9:00に指定されていたが、PCR検査があるので8:30にくるように言われていました。
少し早めに着いたので、妻と一緒に車で待って、8:03にPCR検査の整理券を取り、待合室の椅子に座りました。
そこには既に7人の入院するであろう荷物を持った者たちが座っていました。
私の整理番号が5番なのに7人いるのは何故だ。
PCR用の整理券発券機と普通の通院患者用の整理券発券機が並んで置いてあり、離れた所に入院受付窓口の整理券発券機があります。
間違えなくPCR検査用の整理券か否かをもう一度念のために確認しました。
間違いなし。
8:30になってPCR検査の検査開始が宣言されて、整理番号順に呼ばれ始めました。
その時には、20名近い入院患者が待合の所にいました。
番号が呼ばれ始めて、案の定間違った整理券を取っていた老人たちが騒ぎ始めます。
折角早く来て整理券を取ったのに、PCR検査の整理番号でない事を指摘され、取り直す人は、最後の列に並ぶことになりました。
5番が呼ばれて、私の受付をしている時に、矍鑠とした男性の老人が「たしかに整理券を取ったのだが無くしてしまった。5番の整理券だ」とねじ込んできました。
受付の女性職員と私が問診票の確認をしている横から「整理券を無くしてしまった」と言うその老人に「5番の方は既にいらっしゃいます」と退け、別の男性職員2名にその老人はどこかに連れて行かれました。
私は、自分の整理券をその老人に奪われてしまうのでは無いかと少しドキドキしました。
すぐに玄関を仕切った場所にPCR検査の為のスペースがあり、そこに案内されました。
私は、PCR検査は今回で2回目です。
防護服を着た職員に促され、椅子に座ると、検査の目的と検査方法の説明がなされます。
鼻の奥に綿棒を入れますので少しツーンとします。
と言われて綿棒を鼻の奥深くに入れれれぐるぐる回されているのを感じました。
前回のPCR検査の時は、とても痛く、直後に出血しましたが、今回はそんな事はありませんでした。
言葉つかいも丁寧で検査内容の説明もあり痛みも少ない検査でした。
前回のPCR検査の様子は、
初めてのPCR検査をごらんください。
次に入院手続きの為の整理券を取ります。
これも5番の整理券でした。
つまり、予め入院手続きの整理券を取っていた者は、その番号を取り上げてられていたようです。
すぐに呼ばれて、入院手続きのカウンターに座ります。
診察券、健康保険証、限度額適用認定証、入院誓約書、入院時個人情報保護に関する確認票、患者さんへのお願い(患者さんの権利と責任について)、そして入院用のレンタル品の申込書を提出しました。
限度額適用認定証については、後で説明します。
以上で入院までの手続きは終わったのですが、入院できるか否かは、PCR検査が陰性であることが確認されてからです。
今からPCR検査の結果が出るまでの2時間ほど、病院の待合室のベンチで待つことになりました。
2021年12月1日 無事に入院
無事に入院できるかどうか、非常に厄介な時代です。
PCR検査をして陰性でないと入院できないのです。
なるほど。
昨今、緊急の手術ができなかったり、救急車の受け入れを病院ができなかったり、またお葬式に家族も立ち会えなかったり、おかしな状況が続いている理由がこれです。
私も今回の入院で、まずPCR検査をして陰性でないと入院ができないことと、家族のお見舞いも出来ないこと。
自分自身が一歩も病棟から外に出れないことを知り、その厳密な対応におどろきました。
私は、PCR検査陰性で無事入院する事が出来ました。
病室は、大部屋と二人室、一般個室、特別室に種別が分かれています。
大部屋は6人をカーテンで仕切っており、室料はかかりません。
一般個室は、1日16,500円と18,700円
特別室は、1日25,300円と27,500円
二人室は、1日5,500円です。
私は大部屋にしました。
2021年12月1日 無事に入院しました。
家族とはお別れです。
コロナのせいで、退院まで会うことはできません。
最初に病室とベットを案内していただき、ベット周りの備品についての説明を受けた後、麻酔の先生の説明があります。
全身麻酔と聞いていましたが、局部麻酔で行く方針との説明を受けました。
局部麻酔は腰に注射を打つ様で、恐ろしくなってきました。
全身麻酔だと寝ているうちに全てが終わるので、恐ろしくなかったのですが、局部麻酔でまずはやります。
と言われて震え上がってしまいました。
針を刺してみてダメだったらとはどうゆう状況なのでしょう。
何回も刺されるのは嫌だと思い、痛く無いですか?と確認したところ、点滴より痛くない。
と言われました。
手術中に意識が有るのも怖いのですが、麻酔の先生の仰る方針に沿っていくしかありません。
次に看護師の女性の方が、血圧と体温を計りにこられて、これ以降の段取りについての説明と館内のシャワー室、トイレ、冷蔵庫のある場所などの案内を受けました。
昼食と夕食はでます。
手術部位の除毛処置があります。
その後自分でシャワー室の予約をして、患部を洗うことと、手術後の傷口のガーゼの取り替え、排便後によく洗っってガーゼを変える事など説明を受けました。
12:35 昼食が配膳されました。
ケツ断 実録 痔ろうものがたり ⑥ 痔の手術 に続きます。
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