ケツ断 実録 痔ろうものがたり ③ 痔の再発?なのか

観覧車
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あな痔を疑う

今年2021年の5月にお尻の付け根に違和感を感じました。
ロードバイクでサイクリングをしている時に気がつきました。
サドルが当たる所にシコリがあるのがわかりました。
痛みはありません。
出来物が出来始めているのかと思いました。
出来物の初期の場合、バンドエイドのキズパワーパッドを使います。
昔は出来物を針で突いて排膿していましたが、バンドエイドのキズパワーパッドを貼ると4〜5日で穴が空いて膿が出ます。
シコリがあるお尻の部分にバンドエイドのキズパワーパッドを貼りました。
上手くいって、ある朝結構な量の血と膿が出ました。
凄く腫れて炎症をおこしてはいませんが、内圧を感じて違和感がありました。
穴が空いて楽になりました。
穴の空いた位置は、肛門から30mmほど離れています。
そこに風船が入っていて、その風船が段々大きくなる感覚でした。
圧力が上がっていく感じがしていたのですが、それが弾けて血が出て楽になった。
穴の空いた所には、バンドエイドのキズパワーパッドを貼りました。
いつもの出来物の場合、バンドエイドのキズパワーパッドを貼るとやがて傷が塞がるのですが、いつまでも膿状の体液が出続けます。
キズパワーパッドは、1日でズルズルになり剥がれてしまいます。
穴を塞ぐ事ができず、普通ではないと感じ近所の外科の佐々部医院に診ていただくことにしました。

2021年5月7日 佐々部医院に行く

佐々部医院は過去にもお尻の出来物を切っていただいた事があるので、今回もササっと処置をしていただけると思っていました。
ところが、空いた穴の深さがとても深く、30mm以上もあるという事で慎重に対処することになりました。
傷が塞がらないように穴に脱脂綿を突っ込み排膿を促し、抗生剤での治療をすることになりました。
処方薬
アモキシシリンカプセル250mg
ロキソプロフェンNa錠60mg「サワイ」
1日3回5日分処方されました。

2021年5月10日 佐々部医院の治療

脱脂綿の交換。
シャワーの後自分で絆創膏を張り替えた際、脱脂綿を引き抜いてしまい先生に怒られる。
脱脂綿を穴につっこむ事で排膿している。
傷口が閉じてしまわないように脱脂綿を入れているので取ってはいけないと言われる。
処方薬
セフジニル錠100mg「サワイ」
ロキソプロフェンNa錠60mg「サワイ」
1日3回、7日分処方されました。
一週間後、膿が止まらない。
薬を変えることになりました。
また脱脂綿が抜けていて先生に叱られる。

2021年5月17日 佐々部医院では治らない

処方薬
ユナシン錠375mg
1日3回、7日分処方されました。
幹部には脱脂綿が詰められ、膿を出し切る事。
風呂は入らないでシャワーのみにするように言われる。

2021年5月24日 佐々部医院に紹介していただく

抗生剤を投与しても膿が止まらない。
穴が深すぎる。
痔ろうかもしれないと言われました。
塗り薬ゲンタマイシン硫酸塩軟膏0.1%を処方
日本医科大学 多摩永山病院の大腸外科の先生を紹介していただくことになりました。
私は、北里大学病院を紹介してほしいとお願いしたが、日本医科大学 多摩永山病院に先輩がいるとの事で希望は叶いませんでした。
この時私は、痔のはずはないと思って先生の言葉を信じていませんでした。
肛門から遠い所に穴が空いている。
痔とは、肛門の病気だろ、これは肛門からかなり離れた所にできた出来物だから痔ではないだろう。
そし痔ロウと言う言葉も聞いた事がなく全く佐々部先生の言葉を信じていませんでした。

日本医科大学多摩永山病院は因縁の病院

日本医科大学 多摩永山病院には記憶に残る思い出があります。
事の経緯は「日本医科大学多摩永山病院の待合室で怒号が響く」に書いています。

2021年6月1日 大腸外科の診察

佐々部医院の紹介で、紹介状をもって日本医科大学 多摩永山病院に行きました。
例の外科の先生だと嫌だなと思いながら、紹介された佐々部先生の先輩に当たる大腸外科の丸山先生に会いました。
その外科医とは違いました。
丸山先生は大腸の専門でなぜお尻の出来物を紹介してくるのだと私に言いました。
それは佐々部先生に言って下さいと思いました。
患部を診ていただくことになりました。
私のお尻は佐々部医院の指示通り風呂に入らずシャワーだけでこの数ヶ月来てましたので不潔でした。
いいわけとして風呂に入らないように言われていた旨を伝えたところ、清潔にするべきなので風呂に入って洗うように指示を受けました。
お尻の穴に指を突っ込み、出来物の穴の位置を確認しました。
穴の位置が肛門から離れているのでまず痔ロウではないと初回の診断をされました。
血液検査をおこないました。
念のために大腸検査で内視鏡カメラを撮ると言うことになり予約をその場でしました。
大腸検査をするためにはPCR検査をする事になりました。
2021年6月12日 PCR検査の予約。
2021年6月15日 大腸の内視鏡検査の予約。
今日は終了です。

2021年6月15日 内視鏡検査の結果異常なし

大腸の内視鏡検査の結果異常を認められない。
念のためにMRIの検査をすることになりました。
7月1日 MRIの予約。
多分痔ロウではなく、粉瘤だろうという事で、形成外科の先生にも見ていただくことになりました。
大腸外科と形成外科の二人の先生に同時に見ていただく事になりました。
形成外科の予約をとりました。

形成外科の診察

形成外科の先生は、若い先生でインターンのような学生と二人でで私を診ました。
二人とも意欲満々で学生のような感じがしました。
すぐにCTを取ろうということになり、お尻の部分のCT撮影をその日のうちにしました。
MRIの撮影もやると言うことになりました。
大腸外科の先生が7月1日にMRIの予約を取ってくれていますが、それとは別に撮るとおっしゃいます。
英世会クリニックと言う別の病院でMIRを撮ってくるように言われました。
大腸外科で一週間後にMRIを撮る予約をしているのに、なぜ別の病院でMRIを撮るのか疑問に感じましたが、早めの診断が必要だと言うことなのだろうと思い英世会クリニックに行きました。

英世会クリニックの診断

英世会クリニックは、老人保健施設の他に画像診断センターとして医療機関の依頼により各種画像診断をする画像診断クリニックでした。
MRIを2台保有しておりそこで撮影をしていただきました。
撮影前に問診があるのですが広い診察室に入ると、部屋の中央に透明のカーテンが引いてありその奥に年配の先生がいらっしゃいました。
私の座っている椅子から透明ビニールカーテンまで約1メートル。
カーテンからいおじいちゃん先生まで約1メートルと、2メートル離れて問診を受けました。
私は経緯を話して痔ろうかもしれないのでMRIを受けるように言われた旨を大きめの声で伝えました。
高名な先生なのだろうと思いましたがもうすっかりおじいさんです。
耳が遠い上にとても離れての問診なので何回も同じ事を大きな声で伝えました。
特に患部を見ることはなく、では痔ろうでしょうと言われてMIRの撮影となりました。
会計は7千円ほどしました。
結果は直接日本医科大学 多摩永山病院に届けると言われて診察は終了です。

PCR検査

2021年6月12日 初めてPCR検査を受けました。
PCR検査で陽性でないと、MRIの検査ができないからだと言われました。
英世会クリニックでは普通に、MRIの検査ができたのになぜか日本医科大学 多摩永山病院ではPCR検査を受けてくださいと言われました。
もし陽性だったらどうなってしまうのだろう。
MRIの検査が受けられないだけではなく、どこかに通報されて隔離されてしまうのではないでしぃうか。
恐ろしいです。

初めてのPCR検査

予約した日に日本医科大学 多摩永山病院に行くと入り口入って右側に臨時のカウウターがあり女性の看護師さんにその旨を伝えると、ベンチで待機を命じられます。
10名ほど人が集まるとその看護師さんの指示で一列になって検査場に向かいます。
検査場といっても部屋ではなく、T時になった廊下の奥を臨時で区画したような場所です。
一人ずつ仕切られた部屋のようなところに入ると中央に透明のカーテンがあり、その前に椅子が置かれています。
カーテンには腕が通るほどの穴が開いており、椅子に座るように指示されます。
椅子はカーテンに対して平行に置かれており、横を向いて座る事になります。
穴から手がでて、長い棒のような物が鼻に突っ込まれました。
突然ですごく乱暴に突っ込まれましたので痛みも強く恐怖を感じました。
物のように扱われました。
後でたんに血が混じっていました。
検査の費用はタダでした。
税金です。
PCR検査の結果は陰性でしたので大腸検査やMRIの検査を受けることが出来るようになりました。
陰性の証明書など書面で出してはくれません。
タダなので仕方がないのでしょうか。
初めて体験したPCR検査でした。

大腸外科と形成外科の合同の診察

日本医科大学多摩永山病院の検査内容は、
血液検査
尿検査
大腸の内視鏡検査
CTスキャン
MIR検査
と結構な検査の項目を受けました。

英世会クリニックの診断は痔ろうでしたが、日本医科大学 多摩永山病院の大腸外科の丸山先生の診断は痔ろうではないでした。
形成外科の石黒先生は、丸山先生の診断に逆らえない様子でした。
様子を見ましょうと言うことになり抗生剤を処方されました。

2021年6月30日
オーグメンチン配合錠250RS 37 5mg 1日3回7日分
アモキシシリンカプセル250mg「トーワ」 1日3回7日分
イソジンゲル10% 90g 塗り薬

穴は塞がらないで、ずっと膿の様なグレーの体液が出続けています。
しかし、痔ろうではないという日本医科大学 多摩永山病院の診断にすがる気持ちもありました。
大腸外科の丸山先生と形成外科の石黒先生が私の前で見解を述べ合っていました。
患者の前でそのような話をするのもどうかと思いました。
丸山先生は痔ろうの可能性が低い理由として、
私のお尻にある古い出来物の傷跡を根拠に、出来物が出来やすい体質なのだから今回もそうだ。
と結論づけました。
切ってみて便が出てきたらそのときはそのときだが、肛門の周辺は複雑なのでそんなのやらない方が良い。
と言うこともおっしゃっていました。
石黒先生も、もし手術をするとして私に何日ぐらい入院出来るかと確認してきます。
そんなに長く入院が必要ですか?と訪ねるも回答はしてくれません。
切ってみないとわからないと仰います。
丸山先生が肛門の周辺はとても複雑なので切るのはやめようと言い、では薬で様子を見ましょうとなりました。
気になったのはそのような議論をしているあいだ、一度も私の患部を観察してくれないことです。
MRIの画像や大腸検査の写真を見ながら、痔ろうじゃないと思うんだよ、などというので私は不安になりました。
ネットで調べると痔ろうは結構大変な病のようですし、手術はいやでしたので薬で治るようならそのほうがありがたいと思いました。

2021年7月7日
薬が切れると同じ物をさらに14日分処方されました。
様子を見る事になりました。
私はこんなに長い間抗生剤を飲んで良いものだろうかという疑念を持ちました。
薬で治るのであればその方がよいと考えて、抗生剤を飲みつづけました。
しかし、全く改善しません。
やはり、日本医科大学 多摩永山病院とは相性が悪いのだと思いました。
セカンドオピニオンとして私が最も信頼する北里大学病院に行くことを決意いたしました。

ケツ断 実録 痔ろうものがたり ④ 北里大学病院を思い出す に続きます。

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